新たに設計、製作しました東芝6SN7 パラシングル真空管アンプです。小型、軽量なアンプですが、家庭で聴くためには、出力不足は感じられないと思います。 真空管：6SN7(東芝) 2本、6N2P 2本は、全て付属します。出力トランスは、PMF-3W-7k（ゼネラルトランス）（このトランスは軽量ですが、大変素直な特性をもち、音質も比較的良く、私の好きな小型トランスの一つです）、電源トランスは25070M（ゼネラルトランス）、チョークコイルはCH-280Z (2H, 80 mA)（東栄変成器）です。シャーシー寸法は、250 mm（幅）x 150 mm（奥行）x 60 mm（高さ）（底板有り）です。重量は3.1 kgです。私が設計、製作および測定の全てを行っています。各種特性測定、試聴のため、20時間程度動作させています。 6SN7アンプの特性は、以下の通りです。(1) 周波数特性：54 Hz-32 kHz (-3 dB) 、(2)出力電力：0.85W (ひずみ率5%, 1 kHz)（入力電圧：110 mV）、(3) ダンピングファクタ－：1.2～1.6 (100 Hz-20 kHz)、(4) クロストーク：-62 dB以下 (50 Hz-50 kHz)、(5) 残留雑音：左ch:0.6 mV、右ch:0.4 mV。アンプの回路図および測定した各種特性図は、真空管アンプと一緒にお送りします。